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顔面神経麻痺について

 

 顔面神経麻痺は多くは急性に発症し、普通は顔面のどちらか側の顔の動きが悪くなる症状であり、目が閉じれない、口角が垂れる、ほっぺたを膨らませない、口から水が漏れる等の症状があります。なかには、味覚異常、涙や唾液の分泌低下、音が大きく響くといった顔以外の症状も出ることがあります。多くは急性に発症します。原因としては様々なものがありますが、一番多いのはベル麻痺という明らかな原因が不明な特発性顔面神経麻痺です。次に多いのは帯状ヘルペスが関係しているハント症候群といわれるものです。この二つで全体の7割くらいを占めています。その他に、中耳炎(とくに真珠腫性中耳炎)、耳下腺悪性腫瘍、、側頭骨骨折、糖尿病などがあります。治療は早期治療が原則であり、発症してから一週間以内に行うべきで治療が遅れると治る率は悪くなります。軽症であれば通院治療でいけますが、中等度以上であれば入院治療を勧めます。麻痺の重症度に合わせて、ステロイド剤と抗ウイルス剤の治療が一般的です。

 

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